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炎の蜃気楼7 覇者の魔境(中編)感想

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読み返し感想レビュー、覇者の魔境の中編です。高耶さんは基本的に寝っぱなし。景虎様は暗躍。


◆表紙


この表紙、色あいが秀逸ですよね。覇者の魔鏡って、景虎への想いが届かない直江の切なさ、肉親と対決しなくてはならない景虎の切なさ、心がすれちがう二人・・・っていう切なさがあると思うのですが、この表紙が私のなかで、「ザ・覇者の魔鏡」って感じなんです。故郷への慕情、という色合いかなと。


◆あらすじ

「〓鏡(つつがきょう)」に魂を封じられ、北条氏照の手に落ちた高耶。思念波によって送られた映像を頼りに箱根に駆けつけた直江が見たのは、生きる屍と化した高耶の姿だった。「闇戦国」制覇を目論む北条一族は、景虎の魂を神木に木縛し、霊的な兵器にしようとしているのだ。一方、伊達小次郎に拉致された譲は、森蘭丸の催眠術によって、封印されていた強大な〈力〉を、徐々に発現させようとしていた…。


◆印象に残ったシーン

・P130 直江の独白

愛じゃないから。長く生きすぎて、疲れて、精神がおかしくなって、そうではないものをそうだと思いこんでしまっただけ。
自分には、あなたしか、信じられるものがなかったから・・・・。
瞳を伏せる。
これが最後にするから。
そうじゃないとわかっていないがら、それでもあなたに心からこう告げたい。
愛している・・・・・・・。


↑直江は一冊まるまるこんな感じ


・P136 氏照→直江

「誰のせいでもない。忘れられるはずのない過去から逃げようとした、三郎自身への報いだ。私はそう思う」

氏照さんは、ほんとうにお兄さんって感じですよね(泣)



◆感想

鏡の景虎の指示だけでなく「何かに呼ばれるように」箱根に行った直江ですが、今考えると、あれは氏康パパだったのかしら。

直江は一冊まるまる悩んでいます。

愛している、あなたはずるい人なんだ、わかってて俺をおとしいれたんだ、俺は罪人だ、許されるはずがない、でも愛している、の無限ループ。直江に出せる答えは出し尽くしてる、って長秀がいってたのもわかるなあ。っていうくらいの回りっぷり。

対して、景虎様(あえて高耶さんじゃなく)は、女王様してます。一冊まるまる景虎様ですね。これまであまり明かされなかった景虎の、高耶さんとのギャップが鏡を通して鮮明に出てます。

個人的には、小太郎と直江のやりとりがツボでした。これが、二部につながっていく伏線なのかと思うと。

直江が、鏡を壊して景虎と二人の世界を手に入れるか、それとも鏡から景虎を解放するのか?究極の選択!っていうところで終わります。


ということで、後編へつづく。

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