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炎の蜃気楼13 黄泉への風穴(前編) 感想

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読み返し感想レビュー、第二部開始です!

黄泉への風穴。
挿絵も浜田さんに代わり、直江も小太郎に代わり(?)、高耶さんは19歳になりました。


◆表紙



やっぱり浜田さんの描く高耶さんのほうが、目の表情があって好き。


◆あらすじ

萩城の事件から、2度目の冬が訪れた。19歳になった高耶は、直江の『死』を記憶から消し去り、小太郎を直江だと思いこんだまま、怨霊調伏に奔走していた。一方、度重なる心霊事件の真相を究明するため、国家公安委員会・特務調査部が動きだし、重要参考人として高耶の調査を進めていた。不審な事件が続発する江の島に向かった高耶は、妙に懐かしさを感じさせる開崎という男に出会うが…。


◆印象に残ったシーン

・P26 高耶がうずくまるシーン

―――そばに行く。
あなたのそばに・・・・・。
あなたを、抱きしめるために。

雪が降ってくる情景が思い浮かんできゅんときます。
繰り返し描写される、ひとの想いは山河に、大地に、のこっていくという先生の世界観。
こうした「雪」にも想いを乗せるシーンがとても素敵です。

そばに行くっていってるけど、結局ここから6~7冊かかるんだよね。直江。


・P145  開崎

「・・・・怪我、してますね」
「転んだんですか」

落ち着いて話しながらも、ちゃっかり近づいて、高耶さんにコートを着せ掛ける開崎。
口調も行動も、初登場シーンから、あきらかに直江です。

初読の序盤から「いや、こいつだろーよ」って思いましたもん。


◆感想

第二部、最初から痛々しい高耶さん。

それでも、小太郎もまきぞえくらって十分に痛々しい。。。

何もかも序盤という感じの前編。でも、開崎=直江、っていうのは、きっと誰もがわかることだと思うので、痛々しいなかにも救いがある序章という感じがしました。
初登場シーンで、言葉を交わしてコートを着せ掛けるシーンは、きっと直江にとっては万感の想いだったんでしょう。コート着せたのも衝動的なものじゃないかなと思いました。

こういうのが、直江の打ち込む楔ってやつなのかしら。
最後、高耶さんを気絶させて連れ去るシーンも、他の人には渡さない、って感じで抱いてるし。全編、直江は直江。景虎様は景虎様。強情な、ひとたちだ。

どきどきしつつ後編に続く。


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