見たもの読んだものいろいろ感想。

ドラマや本や漫画の雑記。

【スポンサーリンク】

炎の蜃気楼18 火輪の王国(烈風編)感想

【スポンサーリンク】

第二部も終焉間近、火輪の王国烈風編です。

 

ミラージュって戦国武将たちのバトルやそれぞれの物語も面白いですが、やっぱり主従の人間模様やあり方がいちばんの見どころかなって思うので、このへんから物語が収束していく中での、景虎様のあり方や直江への想い、直江が任務そっちのけで景虎様のことばっか考えてるところ、ラストに向けて「本来のカンジ」になってきて胸アツでした。

って前置き長くなった。。。

 

表紙

信長&高耶さん。

ロックミュージシャンだけど衣裳はやっぱ謎なのね。。

 

あらすじ

直江に大将の座を奪われ、謙信に裏切られた高耶は、疑心暗鬼にとらわれて千秋に襲いかかった。千秋を吹っ飛ばしさらに念を撃ち込もうとした瞬間、高耶の『力』の制御が効かなくなった。千秋に直江の死の真実を告げられた高耶は、ひとりで去っていくのだった。一方、島津との戦いが続く古城高校では、ついに『黄金蛇頭』が樹里たち大友によって発掘され、凄まじい威力を現そうとしていた。 

 

印象に残ったシーン

P117 榎木

「みんな心のどこかで……恨んでいるんだ。おびえて…小さくなって…恨みながら、ここに生きていることを…認めて、ほしいと思ってるんだ」

 

P239 阿佐羅

ワレラノ恨ミハ、生キテイル。

コノ血ノナカニ、生キテイル。

 

ヒムカ教の榎木さんと阿佐羅の言葉ですが、このへん後に主人公が鬼八宿すフラグに思えてならない言葉。

第三部以降の物語の大きなうねりを生み出す中で、高耶さんが鬼八を宿すのって必然だったんだなぁと思わずにいられません。

 

P160 高耶⇒八海

高耶は目を伏せて沈黙した。やつれきっているのが八海の目にもいやでもわかる。それでも高耶はそのままではいなかった。再び静かに顔をあげた彼を見て、八海は胸を突かれた。その黒い瞳には彼特有の、誰にも服従することのない強い光が宿っている

「新しい大将に、伝えるがいい」

静かな口調で高耶は告げた。

「仰木高耶は誰にも従わない」

 

ここからの高耶さんはもうほんとに。。ただひたすら直江の真実だけを求めて、もっと言ってしまえば「直江に殺されるためだけに」。

「あの男の真実だけがオレを殺すことができる」。この想いだけで走り続ける姿が見ててたまらんかったです。

それにしても景虎様はM属性というか試練試練また試練でさらわれいたぶられ運命に翻弄されっていう感じですが、どれだけボロボロになっても輝きを失わないのがさすがカリスマだなあと思います。

 

ほかには千秋とか、謙信公に必死で呼びかける高耶さんとかいろいろいろいろ印象に残ったシーンはあるんですがこれくらいで。

 

感想

滅ぼされたヒムカの民、信仰を棄てた棄教者、そんな「叶わなかった人たち」の悲しさが物語の中で大きく息づいて、それに「上杉に捨てられた」景虎様の姿が重なって、切なくもボルテージを上げていく物語。いま読んでも火輪の王国って秀逸だなーって思う。

 

一方、直江と高耶はまだ再会できてません。

直江に殺されるまでは絶対に死なない、と、あくまで歩みを止めない高耶さんと、鉄面皮の下で走り出しそうな直江。火輪って、ほんと長いお話ですけど主役のふたりがほとんど会わないんだなぁ。

第二部は、高耶さん、存分に直江への想いを語ってますよね。

そんなに大事ならどうして…!って言いたい。

 


<スポンサーリンク>