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炎の蜃気楼21 裂命の星 感想

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さてさて四国編、第三部のスタートです。

初読時はそーでもなかったんですが、読み返していちばん面白かったのって私は第三部かもしれません。第一部は高耶さんがまだがきんちょだし直江はぐるぐるしすぎだし、第二部は物語の流れはアツくていいんですけど主人公ふたりほぼ会えてないし切なすぎるし、第四部はもはや壮大すぎて修行のよう…

というわけで第三部、裂命の星。side高耶さんばっかりな一冊です。

 

表紙

迷彩に赤目に孤独な表情。イイ。

 

あらすじ

阿蘇での一件以後、譲は、武田の手に落ちていた。譲の持つ弥勒菩薩の力を得て、信玄は『闇戦国』制覇に動きはじめるのだった。また、綾子は織田に捕らえられ、人質としての日々を送っていた。織田の同志として綾子の前に現れた見知らぬ男は、意外にも…。一方、直江に別れを告げた高耶は、ひとり四国の山中に潜んでいた。そこで出会った記憶喪失の潮に高耶は不審な気配を感じるが…。

 

印象に残ったシーン

P27  晴家&長秀

レイヤーの入った黒髪を肩までのばし、整った顔立ちの中央にはやや鷲鼻気味の鼻梁がスッと通っている。両目はいくらか目尻が下がっていて、右目の下のかなり目立つ泣きぼくろがルックスに甘い印象を与えていた。そうして陽炎のようにゆらりと立つ雰囲気が、誰かに似ていると思ったがすぐにはわからなかった。

↑長秀の新しい宿体。泣きぼくろがなるほどーって思ったのと、ゆらりと立つ雰囲気って確かに千秋っぽいと思ったのでした。

 

P259 嶺次郎

無口で、容易の立ち入らすことのない高耶だ。半開きの瞳、変化の乏しい無表情。だがこの彼のどこに隠されているのだろう。あのとき「星の岩屋」で垣間見せた、炎のような表情――

(あれが、おんしか)

近寄るだけで火傷しそうなほど強い眼を持っていた。

流れのまま赤鯨衆に入っちゃった高耶さんですが、どこにいてもいつのまにか目立ってしまう、いつのまにか力を見せてしまう、なぜか魅了してしまう…景虎様はこれまでも、そんな400年だったのでしょうな。。そんなことを感じ、そしてその姿をずっと傍らで見てきた直江を思いました。

 

感想

なんていうか、それにしても高耶さんの傍若無人なソロプレイには、コバルトもここまで来たかと思いました。十字架でここまで来たかって思ったんですけども、思う以上に、思う密度で、超えてくる、それがミラージュ。あの衝撃から20年ほど経ちますが、いまだにしろいのっていうとアレですわ。

そして存在そのものが男性器とまで言われた直江。いま読むと、存在そのものがアレなのに3○巻ではアレになっちゃってねぇ、なんて思ってしまう再読…。

 

そしてそして、大好きな潮くん(推しメン)登場。根が明るく、芯があって、優しいいい男(氏康パパとは直江より仲良くなってたよね、最後)。最初から最後まで一貫して「無条件に仰木の味方」なのも好きなポイントです。

新キャラもぞくぞく登場、まだ事件もややこしくはなく、 なんにせよ心機一転、楽しく読めた巻でした。

 


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