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炎の蜃気楼23 怨讐の門(青海編) 感想

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高耶さんは赤鯨衆でさらに頭角をあらわし、直江はちゃくちゃくとひたひたと迫る…みたいな巻(?)一蔵や潮くんやカモン先生や、第三部スタートキャラクターもええ味だしてます。

 

表紙

闘う仰木隊長。持ってるのコレなんだ?

 

あらすじ

剣山で裂命星(れつみょうせい)を護りきってから、高耶(たかや)は赤鯨衆(せきげいしゅう)の新たな熱源となっていた。高耶自身、赤鯨衆を仲間として受け入れつつあるようだった。裂命星を足摺まで輸送するため、特別遊撃隊として室戸の猛者たちが高耶の配下に加わった。だが、中川は高耶を景虎の換生者ではないかと、疑いを持つのだった。一方、高耶を探して祖谷に向かった直江は、山中で大きな黒い毛むくじゃらの怪物に遭遇するが……。  

 

印象に残ったシーン

P45 高耶

(まさかおまえもこの街に……)

いるのではないかと。じっとこらえてグリップを握る。たとえいたとしても、探しては駄目だ、おまえの気配を。探っては駄目だ、おまえの呼吸を。気配を悟られないように。残り香を残さないように。

探しては駄目だ、って言いながらめちゃくちゃ待ってる(基本背中向けたまま待ってる)景虎様クオリティ。でもどーしてそこから「記憶消す」なんて暴力的な選択に至るのか、直江に関する景虎様の判断は本当に不明です。

 

P199 長秀

(ちっ。厄介なところに現れやがって)

しかも土佐の怨霊の仲間になっているなんて。

直江の姿は見えなかった。

(……別れたのかよ)

あんな血の色みたいな眼をして。恨みみたいな炎を撒き散らして。

ひとりで、今も。

おまえは生きているのかよ。

 

長秀っていつも変わらずブレず。ミラージュの良心・・・。

 

P209 直江

「――愛している」

一蔵は眼を見開いた。主人に対してその中世をこんな言葉で表した者は初めてだった。

「眼がひからびそうだ……」

直江は憔悴した顔で丸太の椅子に座り込んだ。そして下ろしきった前髪を梳くように右手で額に押さえ、苦しげに首を振る。弱音を吐いている。あの直江が。見つけられぬ歯がゆさに。渇きすぎる自分自身に。いつまでこんな日々が続く。彼を映さぬ網膜はこのままではひからびる。血が汚れて廃液が体を巡るから内臓が黒くなった。もう耐えられない。

 

会いたくて会いたくて(拳が)震える直江。

 

続けて読んでるとうんうんって思うんですけど、間あけてふっと読むと「?」ってなることがある直江語録。血が汚れて廃液が体を巡るから内臓が黒くなる…

ふと読むと「ん、んん?」ってなることありますね。

 

感想

なにげに好きなのが、仰木隊長を助手席に乗せてる兵頭さんのシーン。雨の日の車のなかって外界から遮断されたような、ふと気が緩むような空間になるあの感じ、ふわっと空気感がイメージできました。「本当は山の方が好きなのです」みたいな他愛無い会話、きっと本編で描かれている以外にも、ちょくちょくかわしていたんだろうな。

兵頭は基本バッツバツな印象ですが、ちょっと緩んでいるところももっと読みたかったなぁと思うキャラクターかも。

 


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